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スイッチ 共通注記 (1. DIPスイッチ他)

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●お求めの際は、セールスネットワーク をご利用ください。

1. 保管上の注意

以下、十分な配慮と注意をお願い致します。
  • 高温、高湿条件下では、包装材の経時変化が加速されることが予想されます。室内で温度25℃以下、相対湿度75%以下で保管することを推奨します。
  • 硫化ガス等腐食性ガスの雰囲気を避けて保管してください。
  • 端子の変形等のない様、取扱いに注意してください。
  • 直射日光、じんあい等はお避けください。
  • 最小包装単位は、使用直前まで開封しないようにお願いします。

2. 使用雰囲気について

下記雰囲気での使用は適しません。
  • 硫化ガス、腐食性ガス、還元性ガスの雰囲気
  • 溶剤への急冷
  • 溶剤への長時間浸漬(特に高温)
  • 高湿な雰囲気

3.はんだ付け条件

一般的な表面実装はんだ付け工法が使用可能ですが、フローはんだ付けの場合はウェーブはんだ条件の十分なご検討が必要ですのでご注意ください。フラックス塗布後必ず予備加熱を行ってください。実装密度が高い状態や設備によっては適さない場合があります。

●リフローはんだ付け〈 SMD タイプ共通 〉

鉛フリーはんだのはんだ付けにつきましては、下図にしめしま す温度プロファイルを推奨します。但し、赤外線ヒータ方式 の場合には、対象物の色、材質等により、赤外線の吸収率が 異なり加熱の度合いが変わり、製品温度が 260℃を超えます と熱による変形が発生します。製品表面温度が 260℃を越え ない様にご注意ください。

●フローはんだ付け  〈 スルーホールタイプ共通 〉

フラックスは腐食性のないロジン系のものをお使いください。 フラックス塗布時、フラックスがプリント板より上に溢れない様、注意してください。

フラックス塗布後は必ず予備加熱を行ってください。 製品本体をはんだに触れない様にして下さい。構成部品が熱 変形し、製品機能劣化へ至る原因となります。 はんだ槽温度は245 ~ 260℃、浸漬時間は1回につき3~5s 程でトータル浸漬時間は10s以内で行う様厳守してください。 フローはんだ付けにつきましては下図に示す温度プロファイ ルを推奨します。

●S-7000, SH-7000, DRS/DRR, S-1000A/2000A, SC-1000/2000, SA-5000, S-8000, RD, ロータリ スイッチSS-10/S-2050, RS/RG共通 
●S-7000, SH-7000, SC-1000/2000はCタイプ)

フラックスの塗布は必要最小限としてください。 接点部分は O リングによりシールされ、フラックスは浸入し ませんが上部ロータとカバーの間にフラックスが残りますと回転トルクが重くなることがあります。このため,フラックスの塗布は必要最小限にし、はんだ付け後洗浄してください。

●SA-7000, SD-1000/2000(Cタイプ)共通 

 密閉構造ではない為、端子部以外にフラックスを塗布しないでください。また、はんだ付け後の洗浄はできません。

●CVS-01C 及び CFS, CFP, CYP, CES, スライドスイッチ CL-SB, CRFS, CMS(C タイプ)共通

オープン構造の為、端子部以外にフラックスを塗布しないでください。また、はんだ付け後の洗浄はできません。 (CFS, CYP の洗浄タイプは洗浄可能)

●こてによるはんだ付け〈 スルーホールタイプ 〉 

こてによるはんだ付けは、小型のこてで380℃以下3秒以内 を推奨します。ただし、こて先は端子部のみにあてるだけとし、 ハウジング樹脂部には当てないでください。

●はんだごて 

こてによるはんだ付けは、こて先温度 350℃、3s 以内を推 奨します。

4. 洗浄について

● CHS(以上、洗浄タイプ), S-7000, S-1000A/2000A, SA-5000, S-8000,
  スライドスイッチ CJS, CAS, ロータリスイッチ CS-32, CS-4, SS-10/S-2050 共通 
   一般的な洗浄が可能ですが以下の点にご注意ください。
  • はんだ付け後部品が室温 30℃以下にまで十分に冷えてか ら洗浄してください。熱いまま洗浄液へ漬けると内部の空 気が収縮し、吸い込み現象により洗浄液が内部に侵入す る事があります。
    また、真空 ( 減圧 ) 洗浄などの特殊な洗 浄には対応しておりませんのでご使用しないでください。
  • 洗浄可能な洗浄液として以下に示しますが、洗浄液によっ ては部品の材質、外観を侵すものがありますので十分なご 確認をお願いします。
    クリンスルー 750HS〔花王(株)〕
    PINE ALPHA ST- 100S〔荒川化学工業(株)〕
    AK225AES〔旭硝子(株)〕
    水洗浄
    アルコール
  • ※炭化水素系洗浄液には対応できません。
  • ※フロン、トリクロロエタンはオゾン層破壊物質であり地球環 境保護の立場からご使用をご遠慮ください。
● S-4000, SA-7000, SD-1000/2000 共通 

  密閉構造では無い為、洗浄を行うことが出来ませんのでご 注意ください。

● CVS, CHP, CFP, CES, スライドスイッチCL-SA, CL-SB, CRFS, CMS, CUS, CSS,
   検出スイッチ CL-DA, CL-DB共通

  オープン構造の為、洗浄を行うことが出来ませんのでご注 意ください。

● CFS,CYP( 洗浄タイプ ),SH-7000,DRS/DRR, SMR/ SMRR, SC-1000/2000,
   ロータリスイッチ CS-7 
  •  水洗浄
  • アルコール
● RD, ロータリスイッチ RS/RG 共通 
  洗浄液の汚れは、フラックス濃度 5%(体積比)以上にな らないよう管理してください。汚れが 5%以上では、トル クが大きくなり、最悪の場合クリック機構が破損すること があります

5.洗浄方法

洗浄方法の適用を下表に示します。尚、洗浄時間は極力短 時間でお願いします。

  • 洗浄後は、十分な乾燥をお願いします。不十分な場合トル クのバラツキや電気的破壊につながりかねません。
  • CHS,CFS,CYP 及びスライドスイッチ CJS,CASの洗浄 タイプは上面のテープシールを剥がさないで洗浄してくだ さい。
  • 真空 ( 減圧 ) 洗浄、2 液混合溶剤による洗浄はできませんの でご注意ください。
  • 洗浄タイプのテープシールは、洗浄後に剥がす際、糊残り がある場合がございます。  

6.組合せ洗浄

洗浄の組合せ例としては事項があげられます。
その場合は、洗浄時間をそれぞれ1分間程度としてください。

  1. 浸漬洗浄(1 分間) + ベイパー洗浄(1 分間)
  2. 超音波洗浄(1 分間)+ 浸漬洗浄(1 分間)
  3. シャワー洗浄(1 分間) + ベイパー洗浄(1 分間)
    ※ 実際の洗浄に際しては、条件により異なる場合があります ので確認の上、ご使用ください。

7.使用ドライバについて

選定に用いるドライバは設定溝の寸法い合った大きさのも のを使用してください。握りの部分の大きなドライバ(例 A) や、ドライバ先端の幅が極端に小さなドライバ(例 B)を使用 しますと回転止め部分や設定溝を破損してしまうことがあり ます。

●CVS, CHS, CHP, CFS, CFP, CYP, スライドスイッチ CJS,CAS 共通

スイッチを操作する時はピンセットの先端、又は先端の幅が 0.8mm 程度の治具をご使用ください。

8.設定の際の注意

● S-1000A/2000A, SC-1000/2000, SD1000/2000, SA-5000, S-8000,
   ロータリスイッチ SS-10/SA-2050 共通 
  • 設定の際、回転させますと、クリック感があり、途中には停止 しない構造となっておりますが、無理にクリックの途中で止め て使用することは避けてください。
  • また、コードスイッチの場合、ある設定ポジションから次のポ ジションに回す途中では別のコードが出力されることがあり ます。(SS-10 は除く)
●押ボタン ( 検出 ) スイッチ CL-DA, CL-DB 共通 〉
  • スイッチ操作時はノブに規定以上の荷重が加わらない様 にご注意ください。
  • ON 開始位置から十分な余裕をとった移動量位置でご使 用頂く様ご注意ください。
  • NC : ON →(OFF)タイプは、必ずノブが自由位置に戻る ように操作体を設定してください。
  • スイッチの復元力をセットのメカ部分を動かす駆動力とし て利用したご使用は出来ませんので、ご注意ください。
  • スイッチ本体やノブの終端を操作体の終端として利用した ご使用は出来ませんのでご注意ください。
  • ノブの動作方向に合わせて操作してください。また、ノブ に対し垂直方向に力が加わるようにしてください。

9.端子の強度

端子を折り曲げたり、ねじれを加えたりしますと端子の強度 が低下し、端子折れの原因となりますのでご注意ください。

10.自動搭載〈 SMD タイプ共通 〉

自動搭載による基板搭載が可能ですが、搭載機の種類により 搭載できない場合がありますので、予めご確認のうえ、ご使 用になることをお薦めします。

11.コーティング(ポッティング)

◆S-7000, S-1000A/2000A, SA-5000, S-8000, RD, ロータリスイッチ CS-32, CS-4, SS-10/SA-2050, RS/RG 共通 

コーティング及びポッティングを行いますと、可動部が固定状 態となり再設定が困難となる場合があります。また、コーティ ング及びポッティング剤の硬化を行う場合、硬化温度が70℃ を超えないようにお願いします。 コーティング及びポッティング剤で以下に示す物質が含まれ ている物は使用されぬ様お願いします。  

●メチレンクロライド  ●シンナー  ●アセトン ●キシレン

◆S-4000, SA-7000, SH-7000, SD-1000/2000, スライドスイッチ CAS, CVS, CHS,CHP, CFS, CFP, CYP, CJS, CL-SA, CL-SB, CRFS, CMS, CUS, CSS, 検出スイッチ CL-DA, CL-DB,
ロータリスイッチ SC-1000/ 2000, CS-7 共通 

オープン構造のため、コーティング及びポッティングが出 来ませんのでご注意ください。

資料集

●本掲載内容は、予告なく変更する場合がありますので、予めご了承ください。

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