マイクロブロワ TF037E-2000-F
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空気動圧軸受技術により、卓越したハイス ペック、高性能を実現。
- 空気動圧軸受採用
- 超小型/軽量
- 高静圧
- 低振動
- 熱の影響を受けない軸受構成により長寿命
- クイック継手 P14 採用 (吸気口 / 排気口)
- 使用樹脂材料に UL94 V0 を採用
標準仕様
No. | 項目 | TF037E-2000-F | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 駆動電圧範囲 | 10~30 V | |
2 | 回転方向 | CCW(空気入口側から見て反時計回り) | |
3 | 適応流体 | 一般的な空気 | 腐食性気体には使用できません。 |
4 | モータの種類 | 3相8極ブラシレスモータ(Y結線) | |
5 | 極 数 | 8極(4極対数) | |
6 | 軸受種類 | 空気動圧軸受 | |
7 | 推奨取付姿勢 | 軸垂直(プレート下側) | 回転中に本製品へ振動、衝撃、揺動を与えることは、寿命短縮及び故障の原因になります。 |
8 | 最大入力コイル電流 | 3.0 A Max. | ローターが拘束されると大電流が流れ、 コイルの破損へ繋がる恐れがあります。 予期せぬロータ-拘束による大電流突入に備え 保護機能を設けてください。 |
9 | 電源電流 | 0.9 A Max. | at 3.0 kPa 100 L/min 温度:23±5℃、 湿度:45~85%RH、 気圧:101.3 kPa |
10 | 消費電力 | 21.6 W Max. | |
11 | 最低流量 | 5 L/min | |
12 | トルク定数 | 0.0025 N·m/A | |
13 | 動作回転数範囲 | 6,000~45,000 rpm | 回転数 = ホール周波数×15 |
14 | 騒 音 | 65 dB(A) at 3.0 kPa 100 L/min 温度:23±5℃、 湿度:45~85%RH、 気圧:101.3 kPa |
空気吸入口から1mの位置にて測定騒音≒15 dB(A)含む) |
15 | コイル抵抗 | 0.5 Ω | at 20℃(2相間) |
16 | コイルインダクタンス | 20 μH | at 20℃、10 kHz(2相間) |
17 | 絶縁階級 | E種(JIS C 4003 コイル用電線) | |
18 | 絶縁抵抗 | 20 MΩ以上 コイル端子とプレート間でDC 500V (JIS C 4003) | |
19 | 絶縁耐圧 | リーク電流1mA以下 | コイル端子とプレート間でAC 600V 1秒 (JIS C 4003) |
20 | 取付足 | 有り | |
21 | 質 量 | 165 g | 参考値 |
20 | ロータイナーシャ | 1.9×10-6 kg・m2 | |
23 | 使用温度湿度範囲 (吸入流体含む) | -10~60°C、 10~95%RH | 結露は寿命短縮及び故障の原因になる場合があります。 |
24 | 保存温度湿度範囲 | -20~60°C、 10~95%RH | 結露は寿命短縮及び故障の原因になる場合があります。 |
25 | 動作時周囲気圧 | 770~1,060 hPa |
圧力・流量特性及び使用可能領域
- いかなる場合においても、以下図の使用可能領域を超えないように使用してください。
- 一般販売ドライバ(TF037E-1000-D)にて駆動する場合、一般用途を想定し保護条件を厳しく設けているため、以下図での使用可能領域においても使用できない場合があります。
- P-Q線及びQ-I線は代表値です。ご使用の際には必ず実使用環境で特性を確認の上、ご使用ください。
※弊社ドライバを使い、軸垂直姿勢にて測定
※環境温度:25℃、気圧101.3kPaにて
⦿ 24V P-Q/Q-I 特性
⦿ 12V P-Q/Q-I 特性
接続コネクタ仕様
⦿ コネクタ
日本圧着端子製造(株) SM12B-PASS |
---|
⦿ 端子配列
端子No. | 端子名 | 内 容 |
---|---|---|
① | Vcc | ホール素子 電源端子 |
② | H2- | ホール素子2出力 |
③ | H2+ | |
④ | H3- | ホール素子3出力 |
⑤ | H3+ | |
⑥ | H1- | ホール素子1出力 |
⑦ | H1+ | |
⑧ | GND | GND端子 |
⑨ | TH | サーミスタ端子 |
⑩ | V | コイル端子(V) |
⑪ | W | コイル端子(W) |
⑫ | U | コイル端子(U) |
⦿ ハーネス側
日本圧着端子製造(株) SM12B-PASS | |
圧接タイプ | 12PAF-6S (リテーナ:PAFS-12V-S) |
---|---|
圧着タイプ |
PAP-12V-S (コンタクト:SPHD-001T-P0.5) |
- コネクタは圧着と接着タイプのどちらでも使用可
- 推奨電線サイズ: AWG#22
⦿ モータ内部回路/制限抵抗接続例
- ホール素子の許容電流を超えないように制限抵抗または定電流回路を設けてください
⦿ ホール素子仕様
入力電流 | Max 10 mA | 環境温度60℃ , 最高負荷運転時 |
---|---|---|
入力抵抗 | 250 ~ 450Ω | 1素子あたり |
差動出力 | Min 300mV p-p | VH=(VH+)-(VH-) , 入力電流10mA時 |
・旭化成エレクトロニクス(株):HW-105A相当
⦿ サーミスタ仕様
基準抵抗 25℃ | 10kΩ |
---|---|
許容動作電流 25℃ | 0.31 mA |
B定数[25/85℃] | 4,100 K |
上限温度 | 86 ℃ (サーミスタ抵抗値: 0.97 kΩ) |
- TDK(株):NTCG164BH103JT相当
タイミングチャート
外形寸法図
- Unless otherwise specified, tolerance : ± 0.5 (Unit: mm)
取り扱い上の注意
空気動圧軸受の構造的な特性上、回転中に本製品を持ち上げる等、振動や衝撃を与えた場合、軸と軸受が接触し、モータがロックする可能性があります。振動や衝撃のない状態で使用してください。
本製品は駆動用ドライバを搭載しておりません。ドライバの設置にあたり、本書の電圧や回転数等、各仕様範囲を超えないように設定してください。
本製品が誤動作または故障しないことを保証するものではありません。本製品が誤動作または故障した時を想定し、貴社システム上に十分な安全対策を設けてください。
製品特性は弊社標準測定環境(*注1)にて測定した値です。使用条件や環境の違いにより、本書での特性と異なる場合があります。必ず実使用環境下での特性を確認の上、使用してください。*注1: 弊社で使用する流量計は、20℃・1気圧での体積流量(換算値)が表示される熱式の質量流量計です
必ず機器の電源を切った上でケーブルの着脱を行ってください。
次の場合は、すぐに電源を切り、本製品を使用しないでください。
1. 本製品内部に水や異物が入ったとき。
2. 製品を落とした場合、ケースを破損した場合。
3. 本製品から異臭、異音、発煙などが発生したとき。
1. 本製品内部に水や異物が入ったとき。
2. 製品を落とした場合、ケースを破損した場合。
3. 本製品から異臭、異音、発煙などが発生したとき。
次のような場所での使用及び保管はしないでください。
1. 振動、衝撃や揺動が直接加わる場所。
2. 湿気の多い場所、ホコリの多い場所、風通しの悪い場所。
3. 直射日光があたる等、温度が高くなりやすい場所。
4. 腐食性ガスや可燃性ガスのある場所。
5. 水、油や薬品などのしぶきがかかる場所。
6. 静電気が生じやすい場所。
7. 水蒸気が発生している近傍。
1. 振動、衝撃や揺動が直接加わる場所。
2. 湿気の多い場所、ホコリの多い場所、風通しの悪い場所。
3. 直射日光があたる等、温度が高くなりやすい場所。
4. 腐食性ガスや可燃性ガスのある場所。
5. 水、油や薬品などのしぶきがかかる場所。
6. 静電気が生じやすい場所。
7. 水蒸気が発生している近傍。
本製品の空気口を塞がないでください。
本製品を直列に接続して使用しないでください。
本製品は高速回転するパーツを有するため、人体と接触した場合、怪我の恐れがあります。動作時の取扱いに注意してください。
本製品の設置に際し、ご不明な点は販売窓口へご相談ください。
保証範囲について
本製品の保証期間は、納入後1年間と致します。
保証期間中に弊社製品に起因する故障が発生した場合には、無償修理または無償交換致します。
但し、次のいずれかに該当する場合は、保証対象外となります。
1. 本書に記載された以外の不適当な条件・環境・取り扱い・使用方法による故障及び損傷。
2. 貴社の装置またはソフトウェアの設計内容など、本製品以外の要因による故障及び損傷。
3. 弊社以外で行った改造や修理に起因した故障及び損傷。
4. 本書に記載されている内容に従って正しく保守されていれば防止できたと判断できる故障及び損傷。
5. 弊社出荷時の科学・技術水準では、予見が不可能であった事由による故障。
6. 火災、地震、水没や電圧異常など周囲環境に起因する故障及び損傷。
但し、次のいずれかに該当する場合は、保証対象外となります。
1. 本書に記載された以外の不適当な条件・環境・取り扱い・使用方法による故障及び損傷。
2. 貴社の装置またはソフトウェアの設計内容など、本製品以外の要因による故障及び損傷。
3. 弊社以外で行った改造や修理に起因した故障及び損傷。
4. 本書に記載されている内容に従って正しく保守されていれば防止できたと判断できる故障及び損傷。
5. 弊社出荷時の科学・技術水準では、予見が不可能であった事由による故障。
6. 火災、地震、水没や電圧異常など周囲環境に起因する故障及び損傷。
弊社製品の故障に起因するいかなる二次損害(貴社での装置損傷、機会損失、逸失利益等)については、補償対象外となります。
免責事項
本製品は、生命・身体に影響を与えるおそれのある機器または装置及び財産に損害を及ぼすおそれのある機器または装置 (医療機器、防災機器、防犯機器、燃焼制御機器、インフラ制御機器、車両機器、交通機器、車載機器、航空機器、宇宙機器、および原子力関連機器等を含みますが、これらに限られません) への使用を想定して設計されたものではありません。上記の機器または装置への使用をご希望される場合は、必ず事前に弊社窓口までご相談ください。保証内容は本書に記載のとおりとし、本書に合致しない設備や機器 (制御システムを含む) への使用(以下「違反使用」といいます。) について、お客様に損害が生じたとしても、弊社は一切責任を負いません。また、お客様が弊社製品を転売された場合において、第三者による違反使用によって第三者に損害が生じたとしても、弊社は一切責任を負わないものとし、仮に当該違反使用に関して弊社が第三者に対して損害賠償その他名目の如何を問わず金銭の支払いを行った場合には、弊社はお客様に対し、その金額について求償できるものとします。
本製品を大量破壊兵器の開発や軍事利用の目的で使用および、提供 (輸出) することは固くお断りします。核兵器、 生物兵器、化学兵器およびミサイルの開発、製造、使用もしくは貯蔵、またはその他の軍事用途を目的とする者へ提供 (輸出) した場合、弊社はその責任を負いません。
本書のすべての情報 (製品データ、仕様、図、表、応用回路例等) は、本書発行時点のものであり、予告なく変更することがあります。
本書の内容は本製品が誤動作または故障しないことを保証するものではありません。本製品が誤動作または故障した時を想定し、十分な安全対策を設けてください。本製品の故障に起因する2次損害または間接損害が生じた場合において、弊社はその責任を一切負いません。
- ●本掲載内容は、予告なく変更する場合がありますので、予めご了承ください。